ルソンの壷

イフガオはフィリピン、ルソン島の山岳地域。

ルソンの壷は、まさにここでお酒(どぶろく)をつくるために使われたものだったようです。その後船に持ち込まれるにあたって、航海の時の「シビン」として使われることもあったのだとか。

美しい釉薬で赤褐色に彩られた壷には、取っ手になる耳が左右についています。

この壷をつかって、お酒を仕込むわけですが、糀と、酵母、そして、乳酸菌の発酵により、とても奥行きのある、複雑な香りと味になっています。

特に乳酸菌の影響によるだろう、というフルーティな香りは、とても素敵でした。

「ただし、これは『イフガオマジック』(ここに居ると、ここのものが何でも素敵に思えてしまうのです。特にお土産は要注意!と何度も言われました。それでもついつい、欲しくなる、というのが不思議ですし、お土産のいくつかは、もっと購入してくればよかった、と後悔していたりします)がかかっているので、これを日本に持ち帰って飲もうと思うと、とてもじゃない、『どうしてこんな味に感激したのか』と持って帰って来た事を後悔するような味なのです」

食べ物や飲み物をおいしく感じるには、体調だけではなくて、その場の気候や風土も影響してきます。現地であるからこそ、おいしい、現地であるからこそ、食べたい、飲みたいもの、というのは、その場で楽しむからこそ良さがあるんですね。

とは言っても、それを試してみるだけの値打ちがあったのかもしれない…と、現地での感激はまだ冷めやらぬ思いです。

Luzon-no-Tsubo
話題の「ルソンの壷」です。

お酒の壷ですから、暗くならないと出て来ませんし、ついつい、味見に気持ちが向いてしまって、あまり写りのよい写真が残っていませんでした(苦笑)。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です